リトリートからのレポート(1)

こんにちは。1月も既に中判になってきました。いかがお過ごしですか?


amirisuのリトリートについてお知らせするのと併せて、自分自身の体験についても少しお話しようかな、と、過去のブログ記事を掘り起こしてきました。

当時はリトリートで出会った友人達のために英語で書いていたので、内容を少しアップデートしつつ、今回は日本語で。雰囲気が伝わるといいなと思います。何回かシリーズでお届けします。

そして、なんと!今年の6月にはトクコさんと一緒に、またSquam Art Workshopsへ出かけます。このリトリートは編みもの中心のイベントで、Ravelryも協賛、なんと200人近くの席が毎年2週間ほどで売り切れるという、リピーターの多さで有名です。そこに2人で滑り込み。自分たちへのご褒美として、今から楽しみにしています。

さて、では本文。
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スクワム・アート・ワークショップに申し込みをしてから実際に到着するまで、自分が何を考えて登録してしまったのか、一体どこに向かっているのか、全然わからない状態でした。イゾルダ・ティーグのブログの写真を見てその日のうちに申し込み(その記念すべきブログ記事:http://ysolda.com/blog/2010/06/28/squam)。休みが取れるのかとか、幾ら掛かるのか、なんて全然深く考えず。

空港からのシャトルを事前に一緒に予約した人はいたのですが、彼女以外誰も知り合いはいないし、彼女だって別に会ったこともない人。どこに泊まるのか、誰と部屋をシェアするのか、何人規模のワークショップなのかも全然知らず。
ボストンから飛行機を乗り換え、ローカル空港へ。さらに空港からシャトルで山の中へ2時間。
私こんな遠くまで、何しに来ちゃったんだろう?

でも、なにか素晴らしいことが経験できるのではないかという期待に胸膨らんでいました。



みな何らかの期待をもって集まっていたと思います。そして、私がスクワムで出会った全員が、期待以上の体験をしたと言っていました。この5日間はそれくらい素晴らしかった。
人々、エネルギー、創造性、ピリッと寒い空気、湖面に反射する太陽、食べ物、暖炉の温かさ、煙の匂いに松の葉の香り。終わりないお喋り、涙、笑。
そして何より、素晴らしい友人が沢山。



空港からのシャトルが着いた瞬間、主催者のエリザベス、そして他の参加者の人たちが温かく出迎えてくれました。シャトルを共にしたリリーは、私がちゃんと自分のキャビンとルームメイトを見つけて安心するまで面倒を見てくれました。
一緒のキャビンだったキャリンとシェリーとは本当に仲良くなって、今でも連絡を取り合っているし、キャリンとは翌年も一緒の部屋に泊まりました。



歳をとるにつれて、友人は皆結婚して家族がいて会えないし、男性が多い会社で働いていたりすると、普段中々、女同士の楽しい時間って味わえないものです。考えてみれば、高校以来ずっとクラスには男子の方が圧倒的に多かった。スクワムに行くまで、エネルギッシュでクリエイティブな女性達に囲まれて時間を過ごすことが、いかに元気をもらえることなのか、実感したことはなかったのでした。




私たちのキャビンは小さくて、快適で、とても歴史のあるもの。壁に子供が描いた絵が掛かっていたり、ジグソーバズルや日記が残されていたり。何十年も前の日記もあったりして、夜は皆で暖炉を囲みながら「あ、こんなことが書いてあるよ」とノートを回し読みしたちしました。
ルームメートは地元ニューハンプシャーから来ていたので(過半数は遠くから来ていて、もう1人のキャビンメートはサンディエゴから大陸を横断して参加)、家からお花やワイン、ブランケットなど、色々な物を持参していました。





キャビンの殆どは湖に面していて、湖に向かって桟橋が突き出しています。夕方になると、ひとり、またひとりと、湖畔に集まってきては、静かでリラックスできる時間を過ごしていました。ワインを片手に、静かな声で自分の人生について語ったり。

誰にも言えなかった悩みなど、なんだか自然とふっと出てきて、話を聞いてくれた友人達の肩の上を一瞬なでて、湖の向こうに消えていったのでした。



参加者それぞれがストーリーを持っていました。問題を抱えていない人なんていないんだな、と心から思いました。私も普段、愚痴なら言うけれど、本当の悩みについて誰にも話したりしない方なのです。たまに、何かの拍子に話すときは、たいてい氷山の一角、金平糖のかけらくらいをその人に話すくらい。
不思議なのは、キャビンの暖炉の前、湖畔では、「話しなさい、話していいよ」と言われている気がしてくることです。普段周りの人のために頑張っている私たちに向かって、「ここは、あなた達自身の場所よ」と言ってくれているかのような。自分のことだけ考えていい。それがとても自然に思える場所。

だから、4泊5日なんだな、と納得がいきました。1日や2日では、普段の思考パターンから抜け出せない。家族との旅行じゃだめなんです。みんな驚くほど1人で参加しているのも、そういうことなのか、と思う。



精神的に癒されただけでなく、私たちは思う存分食べ(3食何食べようか考えることも、料理をすることもなく!)、沢山運動し(食堂まで片道10分歩くので)、クリエイティブさも満タンになり、朝から寝るまでお喋りをして大いに寛ぎました。

リトリートがどんな様子だったか、書き記すことは不可能に近い、と皆が口々に言います。本当に、そう。だから、また翌年に参加して、他の参加者たちと体験談を話すことになるのだな、と思う。
既に来年どのクラスを取ろうか、今から夢を膨らませているもの。

アジア人に見える女性が自分を含めて3人しかいなくて、そのうちの2人はアメリカ人。自分が一番遠くから来ていたので目立っていたらしく、皆とても親切にしてくれました。
本当に心から良い体験でした。そして、取ったクラスはその体験のほんの僅かな部分でしかありませんでした。

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こんなリトリートを日本にも作りたい!というのが夢になりました。

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